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資金改善:A社(建築工事業)の事例

2018.08.07

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企業経営の目的は「永続的に事業を継続させること」です。ゆえに、すべての企業にとって大切なことは「いかに資金を増やすか」です。
しかし、多くの企業で思うように資金が増えていないのではないでしょうか?

今回は、私が支援したある企業様の事例を紹介します。

INDEX

NBCに依頼した背景

A社は、某県で建築工事業(新築住宅・リフォーム・土木工事)を営む、業歴50年超の企業です。

2代目社長が奥様(取締役経理部長)と10年以上経営してきましたがここ数年連続赤字になっており、自己資本比率▲30%と、大幅に債務超過の状況でした。金融機関からも「これ以上の貸し付けはできません」と明言されてしまい、最後の望みとして、NBCへ支援を依頼されました。

A社の当時の社内状況

社長は元々、大工から経営者になった方で
「腕に覚えはあるが、数字が嫌い」
「商売が好きで、経営は嫌い」
な、タイプでした。

初めて先方へ訪問して、応接スペースで3名の役員(社長・奥様・専務)と面談した際には、

(社長)「受注が上がらず、安値競争で粗利も取れない。営業強化の支援をお願いしたい。」

(奥様)「自分がいい加減で数字に弱いから、業績が良くならないのかも。」

(専務)「社員はみんな忙しくて、実行予算書なんか作っている暇はない。みんな一生懸命頑張っている。NBCさんに頼んだら、利益が出るのか?金の無駄じゃないか?」

と、三者三様でした。

その後、先方の会議にも出席しました。会議では前期の決算結果について、社長が資料もなしに漠然としたことを一方的に話しており、私の方から社員へ、結果を聞いてどのように感じたか意見を促したところ、
(社員)「赤字が続いていると言われても、自分たちは与えられた現場を一生懸命やっている。赤字は社長の責任で、自分達は関係ないのではないか。」

と椅子にふんぞり返って発言する始末。

私は以下のようにA社の現状を結論づけました。

  • 「役員3人も社員も本来は真面目な方々だと思うが、考え方がバラバラでまったく一枚岩になっていない。」
  • 「会社の応接スペース含め事務所は非常に汚い。こんな会社にはお客様は寄り付かないな。社員は誰も挨拶しないし……。」
  • 「このようなあたり前のことも役員3人が指導できないから、業績が悪化し続けている。この会社の支援は役員3人との闘いだな。」

支援スタート

その後、支援をスタートしたのですが、新しいことをやろうとすると、ことあるごとに役員3名からの反対や不安ばかりが出てきます。

その度に「今のままでは会社は倒産する。それでもいいのか?」と説得し、掃除・後始末から始まり、考え方の統一、会社の仕組みまであらゆることを改革しました。

特に建設業なので、原価実行予算管理と利益先行管理を徹底的に強化し、毎月業績管理がしっかりとできるようにしました。

今までは、具体的な業績管理は全くできていませんでしたが、今回、管理(PDCA)をしっかり行ったことで、社員全員の業績に対する意識が非常に高まり「利益=自分達の給料・賞与の源泉だ」という認識を持つようにまでなってきました。

支援結果

A社の業績は急激に改善し、支援開始からの10年間で約1億円の資金を残せるまでになり、債務超過もすっかり解消されました。

今では、金融機関からも高い評価を受け、運転資金はもちろんのこと、新規事業に向けた投資資金まで、前向きなお付き合いができる関係になっています。

社長からのコメント

社長からは、

「NBCさんに厳しい指導を受けて、最初は頭にきて腹が立ったことも
多かったけど、頑張ってついてきてよかった。NBCさんをやめていたら、
当社は本当に倒産していた。ありがとうございます。」

とのコメントをいただきました。

まとめ

経営改善(資金改善)において、自社だけで結果を出すことは難しいかもしれません。

「人間は、変化を嫌う動物である」といいます。新しいことや、今までと異なる取り組みには抵抗を覚えるものです。

しかし、悪化した状況や問題を放置して、自然に解決することなど、絶対にありません。

今、何かお悩みを抱えていらっしゃるならば、ぜひ、お声がけください。

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