中堅・中小企業の社長のための
経営支援・課題解決メディア

組織の成熟度に応じた人事評価制度の運用モデル

2021.12.14

Share

以前よりシリーズとしてお伝えしておりました『目標設定』について、今回は『組織の成熟度に応じた人事評価制度の運用モデル』をご紹介します。


社員100名未満の社長のための評価制度セミナー
会社の業績と社員の給与を同時にアップ!
社員100名未満の社長のための
評価制度セミナー
無料オンラインセミナー毎月開催中

社長は、給与の決め方、社員に説明できますか?

『社員100名未満の社長のための評価制度セミナー』に申し込む

目次

人事評価制度の運用モデル

組織の成熟度に応じた人事評価制度の運用モデルは以下です。

組織の成熟度 管理者 部下 部下育成手法 目標カード その他
レベル7 コーチング 無くてもよい 自走する組織
レベル6 コーチング 部門別も可 自走する組織
レベル5 コーチング
ティーチング
部門別も可 権限移譲
レベル4 コーチング
ティーチング
レベル4  
レベル3 × ティーチング レベル3  
レベル2 × ティーチング レベル2
レベル1 × × ティーチング レベル1

組織の成熟度の考え方

管理者4責任の実践レベルと、部下の自立レベルの2つの視点から測ります。

管理者4責任の実践レベル

管理者が果たすべき4つの責任とは、業績責任・部下育成責任・業務改善責任・報告連絡責任を指します。

  • ◎:管理者四責任を高いレベルで実践している
  • ◯:管理者四責任を実践中
  • △:秀でた社員レベル
  • X:一般社員と同レベル

※管理者4責任の実践レベルがX~△の場合、経営層から管理者へのティーチングも必要です。

部下の自立レベル

『自分の成すべきことを自ら考え、実行に移せること』と定義付けます。

  • ◎:総じて自立レベルが高い
  • ◯:総じて自立していると言える
  • △:まちまちである
  • X:総じて自立しているとは言い難い

目標カードについて

組織の成熟度がレベル1から4へと上がるにつれて、目標カードの形態は高度化していきます。

そして、組織の成熟度が5以上になると、管理者による「部門経営」が進み、目標カードも全社共通の形態である必要が無くなります。

管理者が好きなように加工して良いという意味です。これは、会社ごとに目標カードの形態が異なるのと同様です。

さらに、組織の成熟度がレベル7になると、もはや目標カード自体が無くても良い状態となり、理想的な自走組織といえるでしょう。

組織の成熟度が上がれば理想的な自走組織になる

毎年、社長が立てた「予算」を達成させるために、何も言わなくても各部門長が話し合って「部門目標」を設定し、それを部門に持ち帰り部下とじっくり話し合いながら「個人目標」を設定する。

そして、何も言わなくても毎月管理者が進捗確認をし、全部門・全員が「部門目標」・「個人目標」を達成し、社長が立てた予算が達成される。

そのルーティンの中で社員がどんどん育って行く。
……そんな会社になったら良いと思いませんか?

人が育つ人事評価制度の構築と運用にご興味がある方は、ぜひ弊社が開催するセミナーにご参加ください。セミナーに興味がある方は以下のバナーをクリックしてください。

評価制度セミナー

また、弊社では、自社の振り返りができる『人事評価制度チェックシート』もご用意しております。人事制度、評価制度、報酬制度、制度運用の4つのカテゴリ各10問ずつの設問にご回答いただきますと、御社の人事評価制度の構築・運用の状況、分析に基づく資料をお送りさせていただきます

▼『人事評価制度チェックシート』のご回答はこちらから

自社の振り返りができる『人事評価制度チェックシート』

自社の振り返りができる『人事評価制度チェックシート』

続きを読む >

▼目標設定関連コラム

第1回 目標設定のやり方と5W2H
第2回 間接部門の目標設定
第3回 目標の進捗管理の仕方
第4回 部下の目標達成に導くコーチング
第5回 人事評価のフィードバック方法
第6回 目標設定のステップアップ方法
第7回 目標設定に関する失敗事例
第8回 成功する定量・定性目標設定のポイント
第9回 組織の成熟度に応じた人事評価制度の運用モデル

【無料・オンライン】社員100名未満の社長のための評価制度セミナー
社員100名未満の社長のための評価制度セミナー
人財サービス企業「アデコグループ」日本法人が 20~60代の働く人を対象に実施したアンケートによると、6割以上が勤務先の人事評価制度に不満を持ち、理由は「評価基準が不明確」が最も多く、約8割が人事評価制度の見直しが必要と考えていることがわかりました。 

人事評価制度を構築・運用するうえで最も重要なことは、公平・明確な評価の“ものさし”を設定し、それを社員にしっかりと説明、理解してもらうことです。具体的な指標や基準の設定方法、上手な運用方法にご興味がある方は、ぜひご参加ください。
『社員100名未満の社長のための評価制度セミナー』に申し込む

Share

人事評価制度運用

  • 詳細を見る
    組織の成熟度に応じた人事評価制度の運用モデル

    組織の成熟度に応じた人事評価制度の運用モデル

  • 詳細を見る
    オンラインミーティング

    オンラインでできる人事評価制度の構築と運用

関連ダウンロード資料

  • 詳細を見る
    人事評価制度チェックシート チェックリスト

    自社の振り返りができる『人事評価制度チェックシート』

人事評価制度関連記事

  • 詳細を見る
    ブレーンストーミング

    人事評価制度の設計図

  • 詳細を見る
    発表する男性

    人事評価制度の『運用支援』(完全版)

  • 詳細を見る
    人件費のイメージ

    必ず押さえておきたい「将来の人件費推移と必要利益」

  • 詳細を見る
    フィードバック面談

    フィードバック面談(賞与面談)のポイント

  • 詳細を見る
    360度評価

    360度評価とは?メリット・デメリットや具体的な手順、導入する際の注意点を解説

  • 詳細を見る
    人事評価制度見直し

    人事制度の見直しポイント|目的や手法と課題を解説

  • 詳細を見る
    あなたの人事評価……見られているかも!?

    あなたの人事評価……見られているかも!?

  • 詳細を見る
    人事評価制度の見直しは必要?タイミングや見直し方法を解説

    人事評価制度の見直しは必要?タイミングや見直し方法を解説

  • 詳細を見る
    人事評価制度を導入する目的は?導入を成功させるポイントも解説

    人事評価制度を導入する目的は?導入を成功させるポイントも解説

  • 詳細を見る
    人事評価制度を構築するポイントは?コンサルタントへの依頼メリット

    人事評価制度を構築するポイントは?コンサルタントへの依頼メリット

この記事の著者

NBCコンサルタンツ株式会社

NBCコンサルタンツ株式会社は1986年の創業以来、会計事務所を母体とする日本最大級のコンサルティングファームとして数多くの企業を支援しております。4,290社の豊富な指導実績を持つプロの経営コンサルタント集団が、事業承継、業績改善、人材育成、人事評価制度など各分野でのノウハウをお届けします。