講義を聞いただけで、学んだ環境がなければ人は成長することはありません。福島正伸『リーダーシップの考え方』を交えながら、リーダーが成長するための環境づくりについてご紹介します。
〔エッセンシャル版〕
企業・組織を率いる経営者・後継者・幹部社員に
必要なリーダーシップとは?をこれ1冊で。
目次
特に今年は、次期管理者候補生向けの勉強会の依頼を多くいただくようになってきました。
企業側としても、教育に再度投資ができる市場と景気になってきたのを感じます。
勉強会の際、私はいつも以下をお伝えしています。
「講義を聞いただけでは人は成長しない。成長・成功する人は、良いと思ったものを現場に戻って即実践できる『素直さ』と『スピード感』がある人だ」と
例えば、決算書分析の勉強会を受けたとしても、学んだ知識を活かせる環境が無ければ、いつまでたってもリーダーが成長することはありません。
次期リーダーの育成に取り組まれている方は、ぜひ実践の場を社内に作ってください。
教育・研修を受けさせるだけの企業様が多いと感じています。環境づくりは会社の責任です。
実践で苦労しながらも、部下のために成長しようとしている上司の姿を見て部下はついてきます。知識をひけらかす前に、成長する背中を見せることが大切です。
誉めても、叱りつけても、どのように接しても、人はそれに応じた育ち方をする。
子をみれば親がわかり、部下をみれば上司がわかり、社員をみれば社長がわかる。
人は勝手に一人で育つことはない。人は育てたように育っている。
自分のまわりにいる人は、自分の鏡である。
相手がそうしているのは、自分がそうしてきたから。
相手が本気にならないのは、自分が本気になっていないから。
怒らないとやらないのは、怒ってやらせてきたから。
まわりが助けてくれないのは、自分がまわりを信頼してこなかったから。
部下が上司を信頼しないのは、上司が部下を信頼してこなかったから。
収入が少ないのは、価値を与えていないから。
つまり、得るものを変えるためには、
まず与えるものを変えれば良い。
他人を変えたければ、自分を変えれば良い。
人を育てたければ、自分が育つ姿を見せることである。
福島正伸『リーダーシップの考え方』より
教育の場と実践の場、リーダーが成長するための環境づくりをぜひ進めてください。
「リーダーの力量以上に組織は伸びない。」
このような言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
『真のリーダー10ヶ条』は、企業・組織を率いる経営者・後継者・幹部・管理者に
必要なリーダーシップ(あり方・実践力)についてまとめたものです。
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