コロナ禍が明け、中途・新卒採用を強化される企業様が増えてきたと感じます。
同時に
「採用者がなかなか定着しない……。」
「価値観が合わない……。」
「動機づけが難しい……。」
このようなお悩みもよく耳にするようになりました。
そこで、支援先の社長様より、大変考えさせられる言葉を教えていただきましたので紹介します。
目次
乳児はしっかり、肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな
これはアメリカインディアン(ネイティブアメリカン)の言葉だそうです。
これを聞いてハッとしました。親の過剰な関わり(過剰な親心)が子供の成長機会をなくしているのかもしれません。子供の成長に合わせた関わり方が大事ですね。
そしてこれは、社員教育や上司の部下に対する関わり方にも通ずる部分があると感じました。新人・中堅・管理者――。それぞれの状況に合わせた「育つ環境と距離感」が必要なのかもしれません。
こちらもアメリカインディアンの教えです。
批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
敵意に満ちたなかで育った子は誰とでも戦います
ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
心が寛大な人のなかで育った子はがまん強くなります
励ましを受けて育った子は自信を持ちます
ほめられるなかで育った子はいつも感謝することを知ります
公明正大ななかで育った子は正義心を持ちます
思いやりのあるなかで育った子は信仰心を持ちます
人に認めてもらえるなかで育った子は自分を大事にします
仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます
出所:『アメリカインディアンの教え令和新装版子どもを伸ばす魔法の11カ条』
著:加藤諦三、ドロシー・ロー・ノルト/扶桑社
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人は、人や言葉と触れ合うことで成長や人格形成がなされていくものです。子は親の鏡であるのと同様に、社員は社長(経営幹部)の鏡なのかもしれません。
組織の長として、リーダーとして、どのような環境をつくり、どのような距離感で構えるか。何よりも、人を育てる身として、鏡たり得るか。わが身を振り返るきっかけにしていただければ幸いです。
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この記事の著者
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