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新しい時代に求められるリーダー像|現代のリーダーに必要なスキルは?

2022.09.30

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リーダーと言えば、チームのトップに立ってメンバーを引っ張っていく人物をイメージする人も多いのではないでしょうか。しかし、新しい時代において、従来のリーダーシップは通用しなくなりつつあります。

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この記事では、過去に求められたリーダー像と現代に求められるリーダー像の詳細を解説した上で、今の時代に求められるリーダースキルについて詳しく紹介します。新しくリーダーに抜擢された人や、どのようなリーダーになるべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1.過去に求められたリーダー像

従来、メジャーなリーダーのタイプとして注目を集めてきたのは、短期間で結果を出しやすい「支配型リーダーシップ」でした。支配型リーダーシップとはリーダーが先頭に立ってチームをまとめるリーダーシップで、メンバーはリーダーの指示に従って動きます。

支配型リーダーシップの元で作られるチームの組織構造はピラミッド型です。仕事の進め方はトップダウン形式となり、指示は上(リーダー)から下(メンバー)への一方的なものでした。

日本の経済成長が右肩上がりだった時代は、人々の消費が活発で、消費者の指向や価値観も画一的でした。一定のクオリティの物を大量に作れば、作った分だけ売れていく時代です。そのため、リーダーが一方的に指示を出し、メンバーが指示に従って動く支配型リーダーシップが成果を上げやすいという特徴がありました。

しかし、現代では支配型リーダーシップでは成果を上げづらくなっています。時代背景やビジネス環境の変化に伴って、求められるリーダーの形は移り変わるのが通常です。

2.現代に求められるリーダー像

現在は、不確実性が高く、予測しづらい「VUCA」の時代と呼ばれています。VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語です。昨今の、変化が激しく先行きが不透明な社会情勢のことをVUCAと表します。

VUCA型の時代では、画一的な方法で成果を上げることは困難です。新しい時代に求められるリーダー像として「奉仕型」や「ビジョン型」のリーダーが注目されています。
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奉仕型のリーダーは、リーダーがメンバーに奉仕する精神でチームを導くリーダーシップの形です。リーダーはチームメンバーに対して、信頼関係を築くことを最優先事項として働きかけます。チームに強い信頼で結ばれた関係性が構築されると、メンバーが本音を発言しやすくなり、チーム全体として最高のパフォーマンスを引き出すことができます。

ビジョン型は、リーダーが目標や理想のビジョンを明確に示し、ポジティブな動機付けをすることでメンバーのモチベーションを引き出すリーダーシップの形です。ビジョン型のリーダーは、企業の社長など、カリスマ性の高い人が多い傾向にあります。かつては収益を上げることが企業にとって最も重要なミッションでした。しかしVUCAの時代では、利益を求めるだけではメンバーはもちろん顧客も付いてこないため、動機付けを行えるビジョン型リーダーの存在が重要になってきます。

3.今の時代に求められるリーダースキル

変化が激しく未来が予測できない現代では、画一的なやり方や、従来の成功体験を踏襲したやり方が通用しなくなってきています。では、今の時代に求められるリーダーにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。

ここからは、現代のリーダーに求められる6つのスキルについて、理由も含めて詳しく紹介します。

3-1.情報収集能力

たとえリーダーに決断力があったとしても、誤った情報に基づく決断は良い結果を生みません。目の前で起こっていることへの観察眼はもちろん、市場や社会全体に視野を広げ、情報を集める能力がリーダーには必要となります。また、世の中にあふれかえる膨大な情報の中から、正しい情報だけを取捨選択する判断力も不可欠です。

情報収集能力に長けていると、インプットする情報の質と量が高くなります。インプットの質と量が上がると自然とアウトプットの質も高められ、業務の効率も良くなるため、情報収集能力を身につけることには複数のメリットが存在すると言えます。

3-2.論理的思考力

リーダーが日々片付けなければならない仕事の数々は、複数の要素が絡み合っているだけでなく、判断も難しいことが多いでしょう。複雑な仕事を整理し、なるべくシンプルに考えるために、論理的思考力は非常に重要です。

さらに現代は、完全に正しい情報を得るのが難しい時代になっています。不完全な情報を元に仮説を立てざるを得ないケースもあるため、より確実性の高い仮説を構築し、目標達成に近づくためにも、リーダーの優れた論理的思考力が必要です。

3-3.適応力

現代は変化が激しく、予測がつかない事態も多く発生するため、過去に事例のない対応を求められることも少なくありません。変化の時代の中で新しい課題と向き合い、瞬時に変革を実行する力が現代のリーダーには求められます。

近年広まったリモートワーク対応は、適応力の1つの例として挙げられます。今後も社会に突然大きな課題が生まれ、組織がそれに向き合わざるを得ない状況が訪れるでしょう。従来のやり方に固執せず、来たるべき変化に柔軟に対応する適応力、そしてそれを断行する自信と信念が必要です。

3-4.行動力

どれだけ適切に情報収集をし、確実性の高い仮説を立てたとしても、それを実行しなければ結果は得られません。リーダーとして成果を生み出すためには、失敗の可能性を恐れずに実行する行動力が必要です。アクティブな趣味を持っている人や好奇心が旺盛なタイプの人は、自然と行動力が身に着いている場合が多いため、現代におけるリーダーの資質を持っていると言えます。

3-5.EQ(心の知能指数)

EQとは、頭の良さを表すIQとは異なる「心の知能指数」の指標です。具体的には、自分や他人の感情を理解する力や、自分の感情をコントロールする能力のことを指します。EQが高い人は、他人の気持ちを理解して尊重することができるため、円滑な人間関係を築きやすいです。人間関係を適切にマネジメントし、質の高いチームを構築するためにも、現代のリーダーにはEQの高さが求められます。

ただし、EQの高さは、単純な人当たりの柔らかさでは推し量ることができません。自分自身の感情を適切に理解し、自分をありのままに受け入れた上で、他人の立場に立った考え方ができる人こそが、EQの高い人物と言えます。

3-6.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、今の時代のリーダーに求められる非常に大きなスキルです。社会全体に不安要素が多い現代では、リーダー自身が将来の展望や道筋を明確に示す必要があります。同じ内容の話でも、伝え方や言葉選びによって、受け取る側が感じる印象は変わるため、伝え方、つまりコミュニケーション能力はとても大切です。伝えるべき内容を明瞭かつ真摯に伝え、分からないことは正直に分からないと答えることが、現代のリーダーには求められます。

チームの人間関係を円滑にし、仕事を適切に進めていくためにも、リーダーのコミュニケーション能力は必須です。リーダーは、相手の意見を正しく理解し、自分の意見を明確に伝え、関係者に納得してもらわなければなりません。コミュニケーション能力を駆使して、メンバーや関係者の専門的な知識を集め、連携していくことで、複雑な課題も解決に導くことができます。

まとめ

かつては、短期間で結果が出やすい「支配型リーダーシップ」が注目されてきましたが、先の予想がつかない現代に「支配型リーダーシップ」は合わなくなってきています。現代で注目されているのは「奉仕型」や「ビジョン型」のリーダーです。メンバーのモチベーションを引き出しながら成果を上げるリーダー像が、今の時代の理想となっています。
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リーダーには、求められるスキルが6つあります。いずれも、変化が激しい現代において重要性が高い能力です。これからリーダーとして働く人は、この記事で紹介した6つのスキルを磨きながら、チームを導きましょう。

(令和2年度第3次補正事業再構築補助金により作成)

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この記事の著者

NBCPlusオンライン編集部

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