あなたは、後継者育成でこんな間違いをしていませんか？

後継者は「育つもの」ではなく「育てるもの」

年間100名以上の経営者、役員、幹部と接していますが、“後継者は育つもの”だと考えている方が多いようです。

ここでの後継者は、将来あなたに代わって活躍する人財のこととします。経営者になるかもしれませんし、役員、幹部になるかもしれません。

あなたの後継者育成方法、一度立ち止まって考えてみませんか？

なぜ多くの経営者、役員、幹部が後継者育成で間違いをするのか？

後継者育成が重要なことは、頭でわかっているつもりですが、「わかっていること」と「できていること」は往々にして異なるものです。

• 日々の忙しさに翻弄され、優先順位が結果低くなってしまい、それどころではない。
• 育成しなくても本人が頑張っているから大丈夫。なんとかなる。
• 毎期目標管理、人事考課は行っているが、なかなか育たない。
• あなたの言うことを聞かず、自分勝手な行動をする。
• 自分自身が育成されていないので、どのように育成したらいいかわからない

等々、実際「育成すること」ができていないように感じています。

その原因はといえば・・・
【あなた自身が後継者の育成について学んだことがない】

あなたは、誰からも教えてもらわず、自分の力で今の立場になっていませんか。

例えば、あなたの時代、教えてもらうなんて言語道断、すべて自分で見て考えて覚えるのが当たり前・・・な、時代や環境ではなかったでしょうか。

ある経営者もこうおっしゃっていました。

「自分は誰にも教えてもらわずに、見て自分で考えて、行動して覚えました。つまり感覚、我流です。本来は、会社としての仕組みをつくるべきですが・・・」

では、いったいどうすればいいのでしょうか？

簡単です。【後継者を育成する方法を学べばいい】のです。

といっても、なかなか時間をとることができないあなたのために・・・まず行っていただきたいことが『後継者の育成プラン明確化』です。

後継者の育成プランを明確にする

明確にされていれば問題ありませんが、そうでない場合は、A4用紙かA3用紙を1枚、ご準備ください。そして、まずは、以下のステップ2まで行ってみてください。

その後、以下のステップ3から5を実践してみてください。

たったこれだけです。
あとは、毎月1回は面談を通じてコミュニケーションを図り、信頼関係を構築し、行動計画のチェックを通じて将来像へ近づけることです。

ポイントは、あなたが後継者に対して、「いつ、こうなってほしい」というイメージが明確になっているか、ということです。その点があいまいになっていませんか？または、それは人事部が行うことだから、関係ないと思っていませんか？

会社にも中期計画があるように、後継者の育成計画も作成すべきだと思います。もちろん先のことはわかりませんし、計画通りになるかもわかりません。

しかし将来をイメージすることで明確な共通目標ができ、達成させるための行動計画ができるのではないでしょうか？

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