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3月18日[月]、9次公募について発表があった『事業承継・引継ぎ補助金』はご存じでしょうか?
『事業承継・引継ぎ補助金』は、事業承継を契機として新たな取り組みなどを行う中小企業・個人事業者に対し、経費の一部を補助するものです。事業承継・事業再編・事業統合を促進し、日本経済の活性化を図ることが目的となっています。
9次公募の申請受付期間は4月1日[月]~4月30日[火]までと、非常にタイトなスケジュールですが、8次公募(経営革新枠)では334件中201件……約6割が採択されたようです。
2019年11月以降に事業承継された方、2024年11月より5年以内に承継予定の方は補助金(最大800万円)を活用してみてはいかがでしょうか?
『事業承継・引継ぎ補助金』を活用したい!
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事業承継・引継ぎ補助金には、3つの申請枠が用意されています。
【1】経営革新枠
【2】専門家活用枠
【3】廃業・再チャレンジ枠
今回は【1】経営革新枠について紹介いたします。
経営革新枠では事業承継の手段(種類)によって、「創業支援類型」「経営者交代類型」「M&A類型」の3つの類型にわかれ、類型ごとに要件が異なります。
「経営者交代類型」の対象は、下記の通り経営者の交代を完了または予定している企業です。
- 2019年11月から2024年11月の5年間(9次公募補助期間内)に
経営者の交代が完了している企業 - 2024年11月以降の5年以内に経営者を交代する予定の企業
補助上限額は600万円、補助率は通常2分の1、業績が厳しい企業は3分の2となっています。また、一定額以上の賃上げを実施することで、補助額が200万円上乗せされます。
経営革新枠では事業承継を契機に、新たな事業活動に取り組むことが要求されます。
新たな事業活動とは?
- 新商品の開発・生産や新サービスの提供
- 商品の新たな生産・販売方式、サービスの新たな提供方式の導入
- 技術に関する研究開発や研究成果の活用 など
さらに、以下のいずれかをともなう事業であることが必要です。
- デジタル化に資する事業
- グリーン化に資する事業
- 事業再構築に資する事業
事務局の方にインタビューしたところ、
「申請資料と補助金申請専用サイト『jGrants』画面の誤字脱字・整合性が審査ポイントになる。」
と、しっかりと丁寧に準備・申請すれば確実な採択が期待されるようです。また『事業承継・引継ぎ補助金』の経営革新事業と廃業・再チャレンジ事業では、認定経営革新等支援機関への相談が必要になります。
NBCは経営革新等支援機関として、経済産業省より認定をいただいていますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
NBCコンサルタンツ株式会社は1986年の創業以来、会計事務所を母体とする日本最大級のコンサルティングファームとして数多くの企業を支援しております。4,290社の豊富な指導実績を持つプロの経営コンサルタント集団が、事業承継、業績改善、人材育成、人事評価制度など各分野でのノウハウをお届けします。