事業再構築補助金の一次公募が5月7日に締め切られ、二次公募が開始される予定の5月17日週となりました。
一次公募の結果が発表されるのは6月中旬のため結果がまだ出ていない中途半端な状況ではありますが、私自身、約10件程度の申請支援を行う中で事業再構築補助金のポイントが見えてきました。
今回は、そのポイントの中でも最重要であると考えている「目次」についてご紹介します。
※参照/事業再構築補助金<公募要領>
https://jigyou-saikouchiku.jp/pdf/koubo001.pdf
目次
事業再構築補助金のベスト目次はこれ!
この補助金は上記の公募要領に、かなり詳細な記載事項(P23~24)や審査項目(P27~28)が定められています。
加えて、申請書の枚数についても「15枚以内(P25)」という制約があり、計画自体をしっかり練り込んでいる企業様ほどこの15枚に収めることが難しく、逆に15枚に満たないようだと「計画の検討が浅い」ともいえます。
つまり、同補助金の最重要ポイントは「15枚をいかにうまく使うか」≒「目次」であると考えました。
私の考える「ベストの目次」をご紹介します。
表紙・目次……P1
1.はじめに
1-1 事業計画書の概要・事業再構築指針の
要件・審査項目との整合性……P2
2.事業再構築の必要性
2-1 会社概要・事業概要・顧客の説明……P3
2-2 事業分析/コロナ禍の影響……P4
2-3 クロスSWOT分析・事業再構築の必要性・
想定する市場の動向・期待……P5
2-3 クロスSWOT分析/補助資料……P6
3.事業計画
3-1 事業概要・課題・リスク・解決方法……P7~8
3-2 事業計画の詳細……P9~11
3-3 補助対象経費の内訳・本事業で取得する主な資産……P12
3-4 実施項目・実施体制・スケジュール・事業化見込……P13
3-5 数値計画
(損益計画・資金調達計画・売上計画)……P14~15
◇目次の解説(一部)
『 1.はじめに 』
事業計画の概要、事業再構築指針の要件・審査項目との
整合性について記載をします。
この「審査項目との整合性」を、計画書に書くか否かについては賛否が分かれる所だと思いますが、私は書くことにしました。
「審査項目との整合性は●●で、詳しくはP●を参照ください。」と
しっかりと書くことは有効だと思いますし、
審査員が一つの事業計画を読む時間はわずかだと思いますので、
見落とすリスクへの配慮にもなることでしょう。
『 2.事業再構築の必要性 』
「2-1 会社概要・事業概要・顧客の説明」について
会社概要等について、公募要領に記載の指示はありませんでしたが、私は書くことにしました。
まず「自社は何者で、何を行っているのか?どのような顧客がいるのか?」を書くことは事業計画書の基本だと思います。
以降、各目次の項目についての解説は、以下のブログページに随時アップしていきます。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
https://www.nbc-turnaround.com/
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この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
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