毎月多くの経営者・幹部の方とお会いして、『良い会社には良い幹部がいる』、『多くの経営者の方が幹部育成に悩みを抱えている』ということです。中小企業ににとって採用市場も依然厳しい状況が続いていますので、改めて自社の内部の経営資源に目を向けていただき、眠っている「人材」を「人財」に変えるべく手を打つ時です。
企業・組織を率いる経営者・後継者・幹部社員に
必要なリーダーシップとは?をこれ1冊で。
目次
良い会社には、良い幹部がいる
毎月多くの経営者・幹部の方とお会いして、率直に感じることは、
『良い会社には良い幹部がいる』ということ。
そして、『多くの経営者の方が幹部育成に悩みを抱えている』ということです。
経営者に経営責任があるように、幹部にも幹部の責任があって然るべきです。しかし、幹部の責任をしっかりと定義付けし、共有されている会社は少なく、社長が「うちの幹部は…」とただただ嘆いている姿を多く見てきました。
管理者の四責任
私どもNBCコンサルタンツでは、『幹部・管理者には四つの責任がある』とお伝えしています。
【『幹部・管理者の四責任』とは】
- 業績責任
- 部下育成責任
- 報告責任
- 業務改善責任
幹部・管理者が社長の分身として上記責任を果たすことができれば、安心して会社を任せることができます。ホンダの本田宗一郎さんには藤沢武夫さんが、ソニーの井深大さんには盛田昭夫さんが…名経営者の影には名参謀がいました。
幹部・管理者育成とは、自身の分身や参謀を作り、経営者が経営に集中できる環境を作り、思想や価値観を伝承していくという役割を併せ持つことなのかもしれません。
今だからこそ『幹部育成』
景気の風向きが常に変化し続けて、採用市場も中小企業にとっては厳しく
「良い人が欲しいけど来てくれなくて困っている」という話を大変多く耳にします。
しかし、改めて自社の内部の経営資源に目を向けていただき、眠っている「人材」を「人財」に変えるべく手を打つ時です。「人づくりの会社に不況無し」と言われるように、原点回帰…しっかりと内部に目を向けて自走式の組織をつくり上げ、外部環境に振り回されない企業を目指していただければと思います。
どのようなシナリオを用意するかで踏み出し方は変わるはずですからしっかりと見極めたいものです。
なお、幹部候補の育成方法については以下の記事を参照してください。
「リーダーの力量以上に組織は伸びない。」
このような言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
『真のリーダー10ヶ条』は、企業・組織を率いる経営者・後継者・幹部・管理者に
必要なリーダーシップ(あり方・実践力)についてまとめたものです。
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この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
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