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製造業における原価計算~必要データの収集~

2018.12.18

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NBCコンサルタンツ株式会社

NBCコンサルタンツ株式会社は1986年の創業以来、会計事務所を母体とする日本最大級のコンサルティングファームとして数多くの企業を支援しております。4,290社の豊富な指導実績を持つプロの経営コンサルタント集団が、事業承継、業績改善、人材育成、人事評価制度など各分野でのノウハウをお届けします。

昨夏よりテーマ「製造業における原価計算」についてお伝えしております。今回は【 STEP4:原価計算に必要なデータを収集する 】についてお話しします。

INDEX

製品加工業を例に説明します。原価計算を進めるためには、以下のようなデータが必要になります。

原価計算に必要なデータ

原価計算に必要なデータは以下の表のとおりです

必要なデータの種類 資料例
製品別の材料費・外注費等の直接費の集計資料 製造業の場合:原価表
食品加工業の場合:レシピ
マシンチャージ(※)の集計資料 固定資産台帳
機械ごとのランニングコスト
修繕費の集計表
マンチャージ(※)の集計資料 賃金台帳・工程ごとの作業日報
コストセンター(コストが発生する地点・工程)の検討資料 製品別の工程図
製品別・顧客別販売単価の集計資料 売上台帳
製品別単価表

※マシンチャージ(機械の稼働コスト/時間)、マンチャージ(作業者の稼働コスト/時間)についての詳細は【 STEP2:自社の生産タイプを把握する(2018.2.27)】
ご参照ください。

原価計算に必要なデータの検証方法

次に、これらのデータや資料について、以下の観点から検証を行います。

存在の有無

会社に上述のデータや資料が無い場合、まず下記を見積もる必要があります。

  • 1)集計・作成にかかる手間・コスト
  • 2)原価計算の必要性(改善の可能性・金額の多寡)【重要】

管理している部署・場所

どこにあるか?誰が持っているか?

各資料の制度

最新かつ正確な情報か?必要な情報がすべて揃っているか?

フォーマット

データや資料がどのような形式で存在するか確認する必要があります。
例)手書き、汎用ソフトからPDF出力・CSV出力、エクセルデータなど

これらの検証結果を一覧表にまとめると、どこから着手すべきかがわかってきます。原価計算制度の構築スケジュールを検討する際などに活用しましょう。
スケジュールの検討方法もSTEP6で解説いたしますので、ご参考になさってください。)

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