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コロナ禍の経営は『利益の管理』が鍵!

2021.08.05

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営業利益率29%――。
多くの方が「ありえない!?」と感じるのではないでしょうか?

しかし、この数値は架空のものでも、目標値でもありません。

これはEC事業を中心に展開している株式会社北の達人コーポレーションの2020年2月期の実績(売上高100億円/営業利益29億円)です。

小売業の平均営業利益率は1.8%なのでなぜ北の達人コーポレーションがこれほど高い営業利益率を出せたのでしょうか?

INDEX

業種別の営業利益率

中小企業庁が2021年7月29日に発表した『中小企業実態基本調査』によると、業種別の営業利益率は下記のとおりでした。

1位 学術研究、専門・技術サービス業 16.0%
2位 不動産業、物品賃貸業 8.0%
3位 建設業 5.0%
4位 情報通信業 4.8%
5位 生活関連サービス業、娯楽業 4.2%
6位 宿泊業、飲食サービス業 4.0%
7位 サービス業 3.8%
8位 製造業 3.6%
9位 運輸業、郵便業 2.3%
10位 小売業 1.8%
11位 卸売業 1.6%

※『中小企業実態基本調査』をもとに弊社にて作成

業種別の差はありますが、小売業の平均営業利益率は1.8%。

営業利益率29%がいかに高い数値かおわかりいただけるかと思います。

なぜ29%の営業利益率を実現したのか

なぜ、北の達人コーポレーションは異次元の営業利益率29%を達成することができたのか?

同社代表取締役社長である木下勝寿氏の著書にてその秘密が公開されています。

参考書籍:
 『売上最小化、利益最大化の法則
  ──利益率29%経営の秘密』

 著:木下勝寿/ダイヤモンド社
 https://amzn.to/3A5rxFN

「売上10倍は『リスク10倍』を意味する。」
「利益が同じ場合、売上が多いほうがリスクは大きい。」
木下氏は警鐘を鳴らしています。

企業の成長=売上の増加と捉えている社長は多いと思いますが、規模が大きくなることは、必ずしもいいことばかりではなく、売上が少ないほうが経営が圧倒的に安定すると木下氏は仰っています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、売上を伸ばすことが難しい状況の中、この考え方は多くの社長に光明を見出すものではないでしょうか?

応用可能な北の達人コーポレーションの5段階利益管理

北の達人コーポレーション独自の利益管理方法として「5段階利益管理」があります。

  • 1.売上総利益(粗利)
  • 2.純粗利(造語)
  • 3.販売利益(造語)
  • 4.ABC利益
  • 5.商品ごと営業利益

上記5段階の利益を管理し、業務改善を行うことで強い会社を築き上げたそうです。

この考え方・管理方法は、どの業種でも応用することが可能です。

強い企業・体質を築くためには、売上を追い求めるのではなく利益を徹底的に管理し、利益を減らしている原因を突き止めることが、これからの時代には必要です。

売上を上げることも重要ですが、リスクが高まることを理解しておきましょう。

ぜひ、上記の考え方を取り入れていただき、業績アップにつなげていただければ幸いです。

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