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コロナ危機を改革の転機に!~中小企業が次の一手を見極めるためにやるべきこと~

2020.06.16

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少新型コロナウイルス感染症の影響によって多くの中小企業の業績が低迷している中、対応方法は企業によってさまざまです。その中で少数ではありますが「さらに受注・売上減」を「未来の受注・売上増」へと変えている企業があります。
今回は負のスパイラルを脱する企業の特徴について解説します。

INDEX

コロナ禍における負のスパイラル

新型コロナウイルス感染症の影響によって多くの中小企業の業績が低迷している中、対応方法は企業によってさまざまです。

負荷が大きいエッセンシャルビジネス(※)や一部の業種は除き、多くの企業が下記のような負のスパイラルに陥っています。

※銀行・郵便局・スーパーマーケットなど、一般の人々が日常生活で必要とするビジネス。

(1)受注・売上減
   ↓
(2)人件費・経費過多
   ↓
(3)利益減
   ↓
(4)資金減
   ↓
(5)人件費・経費カット(縮小我慢)
   ↓
(6)次の一手なし
   ↓
(7)さらに受注・売上減

一方で、少数ではありますが「(7)さらに受注・売上減」「(7´)未来の受注・売上増」へと変えている企業があります。

負のスパイラルを脱する企業の特徴

(7)と(7´)の差は、なぜ生まれるのでしょうか?

大なり小なり市場動向の影響を受けている企業であれば、どの企業も「(4)資金減」までの流れは同じです。

差が出るのは
「(5)人件費・経費カット(縮小我慢)」と
「(6)次の一手なし」
の過程において、何を実施できているか?ということです。

「(7)更に受注・売上減」企業の特徴

「(7)更に受注・売上減」となっているのは、下記のような企業です。

(5)人件費・経費を一律カット。
   ↓
(6)次の一手なし(売り方・売り先・作り方は同じまま)。

つまり、
今ある仕事を、今の人員・やり方で、今までと同じように行う企業です。

「(7´)未来の受注・売上増」企業の特徴

対して「(7´)未来の受注・売上増」となるのは、
下記のような企業です。

(5)人件費・経費は、カットするものと残すものを分ける。場合によっては増やすものもある。
   ↓
(6)次の一手を打つ(売り方・売り先・作り方を変化させる)。

つまり、業績悪化を機に、今の人員で、今のやり方を変えながら、新しい価値を創る会社です。

4つの現状確認のススメ

もう少し詳しく書くと「(7´)未来の受注・売上増」の企業には、下記のような人材がいます。

  • 資金・財務・収益状況を適宜把握して、販売や製造の弱みを改善し、強みを活かし、 生じた歪みを修正していく人材
  • その人材を育てて仕組みを変化させながら 柔軟に計画を修正し未来へ進めていくリーダー

実は、この差は不況により突然生じた差ではありません。

好況の時から生じているものの、好業績に隠れて顕在化していないだけです。

こういったことは、不況などの際に、顕著にあらわれてきます。

パナソニックの創業者である松下幸之助氏の「好況よし、不況またよし」という言葉があります。

この言葉を実践できる経営者・幹部であるかどうかが、今、如実に問われています。

  • 【1】経営改善計画が策定されていて、適宜進捗確認ができているか。
  • 【2】今後のさらなる環境変化への対策(営業力強化ほか)が決まっているか。
  • 【3】業務プロセス改善や人材育成・評価の仕組みの再構築など、社内基盤強化の取り組みができているか。
  • 【4】上記【1】~【3】を決めて動かすリーダーがいるか。

以上の4つについて、御社の現状を確認してみてはいかがでしょうか。

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