『業績がよいから、社風が良くなる。』
『社風が良いから、業績がよい。』
卵が先か、鶏が先か?のごとく、よく耳にする話です。皆さんは、どちらだと思われますか?
経営コンサルタントとして、これまでに沢山の会社の『決算書・社風調査分析』に関わってきました。調査結果からわかったことは、
『業績がよい会社が必ずしも、社風調査の結果が良いとは限らない』
『社風調査の結果が良いからと言って、業績もよいとは限らない』
ということです。
目次
『良い社風』って?
業績の方は見た通りでありますが、単純ではないのが社風です。何をもって『良い社風』というのか?ということです。
厳格で厳しい雰囲気┃(感じ方次第で)│=窮屈、自由が無い
となりますが、診る角度を変えると「商品やサービスのレベルが一定で、品質が保たれている」という面が診えてきたりします。
人間は環境の生き物
マナー教育をしっかり受けてこられた方が、突然、規律がないダラリとした会社に転職されると、「しまりが無い」「規律が無い」と感じて、仕事そのものに緊張感が無くなってしまうケースがあります。
人間は環境の生き物です。そして、甘い環境の会社が生き残れるほど、世の中は甘くありません。
『業績がよく、社風も良い会社』を目指すには、社内に“計数”という共通言語、そしてもう一方では“人間性向上”の風土づくりが必要です。計数だけでは、会社は殺伐とした雰囲気になってしまいます。
また、道徳だけで収益が伴わなければ、生き残れません。
- 1) 仕事に向かう姿勢(考え方)が変われば、働き方も変わります。
- 2) 働き方が変われば業績も上がり、給与も上がり、
- 3) そうなると社員の家庭も良くなります。
よって『考え方が変われば家庭も良くなる』ということになります。
会社からのプレゼント
会社ができる社員への最高のプレゼントは、【社員一人ひとりが活躍できる環境(風土)づくり】ということではないでしょうか?
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この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
NBCコンサルタンツ株式会社は1986年の創業以来、会計事務所を母体とする日本最大級のコンサルティングファームとして数多くの企業を支援しております。4,290社の豊富な指導実績を持つプロの経営コンサルタント集団が、事業承継、業績改善、人材育成、人事評価制度など各分野でのノウハウをお届けします。