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【後継者がもっとも難しいと感じているのは「○○○」を高めること】
弊社では、これまで多くの後継者に会ってきました。後継者の中には既に承継し社長になった方もいましたが、ほぼ一様に、
「○○○を高めることが一番難しい」と言います。
曰く、
『会社を残す』経営―、
これはコンサルタントの指導のもと、理論がわかれば、あとは実践するだけだと思う。
『会社を変える』経営―、
必要性を理解できるし、方法論もある。コンサルタントの指導のもと、これも実践するだけ。
ところが・・・
『人を残す』経営―、
これに必要な【求心力】を高める方法に皆目見当がつかない。
そもそも自分には【求心力】があるのか?
今後、それを高めることができるのか?
今の自分にはわからない。
後継者がもっとも難しいと感じているテーマは【求心力】を高めることです。目の前にいる先代の行動や、先代に対する社員の対応を見ていると、後継者が心配になるのもわかります。
「自分も親父(社長)のように振る舞えるだろうか」
「親父(社長)についていくように、社員はついてきてくれるだろうか」
さらに、【求心力】が必要だと頭ではわかっていても、実際に何をすればそれを身に付けられるのか?具体的に理解している後継者は皆無でしょう。
【「求心力」に大きなハンディキャップを背負う後継者】
そもそも、後継者は先代と比べ、【求心力】に大きなハンディキャップを背負っています。
後継者が引き継ぐ社員の大半は、先代が採用し育成してきた人たちで今日まで、先代の下で一緒に仕事をしてきた人たちです。
自分が成長し、結婚し、家族を養うことができているのも、「先代のおかげだ…」と考えている人たちです。
その社員が先代のほうを向くのは、至極当然のこと。後継者が新社長になったとしても、多くの社員の心は先代のほうを向いています。新社長を先代と比較したり、「お手並み拝見」と冷ややかな目で見る社員もいるでしょう。
終業後の居酒屋での社員同士の飲み会では、新社長はかっこうの話のネタになっているはずです。
【後継者の「求心力」を高めるために、私たちができること―。】
そんな中、後継者は経営者として【求心力】をつけ、会社を牽引していかなくてはなりません。しかし、後継者が社長になって【求心力】がついたと感じるまでには、ある程度の時間がかかるものだと考えています。
また、継がせる側である先代においても、息子(後継者)の【求心力】を高めさせるよう工夫をする必要があります。
なんとか1日でも早く【求心力】=【経営力】を高め経営したいという後継者に対し、コンサルタントとして何ができるのか?
弊社では、21日間、後継者と寝食を共にし、【経営力】を体系的に学んでいただいています。
[NBC実践後継者塾®]
計数力・プレゼン力・ヒアリング力・人間力など…、経営に必要なさまざまな「チカラ」を身に付ける研修です。
経営者育成に裏ワザはありませんが、自立するまでの時間を短縮するノウハウはあるのです。
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NBCコンサルタンツ株式会社
NBCコンサルタンツ株式会社は1986年の創業以来、会計事務所を母体とする日本最大級のコンサルティングファームとして数多くの企業を支援しております。4,290社の豊富な指導実績を持つプロの経営コンサルタント集団が、事業承継、業績改善、人材育成、人事評価制度など各分野でのノウハウをお届けします。