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クラウド化が進む会計業務
会計事務所業界の歴史は、手書きの時代からITの発展とともに成長してきました。
2014年以降はクラウドサービスが本格化し、今後、完全にクラウド化されれば、記帳代行や訪問監査の手法も大幅に変わって行くことは目に見えています。
クラウド化に即して言えば、顧問先の「クラウド基盤」をこちらから提案していくことも重要になっている現状、顧問先が税理士に求める「役割」は、確実に変化しているのです。
自動化を進める一方で、税理士や会計事務所は顧問先に対して今までとは違う価値を提供しなければなりません。
「作業」から「付加価値提供」への抜本的転換が求められています。しかし、あいまいな経営アドバイスや、データのスピード化だけでは、顧客に提供できる付加価値にはなりません。
これからの会計事務所の役割
税務監査の責任と高品質を当たり前の業務としながらも、経営参謀型の会計事務所として、決算申告業務、節税対策、相続対策はもちろんのこと、経営分析、資金繰り、事業承継など、付加価値の高いアドバイスを提供する会計事務所と、そうでない低単価・作業メインの会計事務所の二極化になると日々感じています。
クラウド化は、「作業」を効率化・自動化することをメインに謳っていますが、それは単純に会計事務所が楽になるイメージが先行するだけで、新たな付加価値サービスを生み出すきっかけに過ぎません。
付加価値として弊社が取り組んでいること
NBCグループが実践・指導している“資金改善経営”は、「中小企業を絶対倒産させない」という信念のもとに体系化した経営ノウハウです。
NBC税理士法人においても、他社と差別化できる付加価値商材として、自社で開発したシステムをクラウド化し、顧問先の税務監査以外の指導にいち早く取り組んでいます。
改めて、経営者の皆様は、既存会計事務所のサービス内容と将来性を客観的に見直してみることをオススメします。
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この記事の著者
NBC税理士法人
「縁のあったお客様は絶対に倒産させない。」という志のもと、税務面、経営の全般的なサポート業務を行っています。顧客訪問数1200社以上のノウハウをもとに、会計監査などの税務相談や、事業承継、新規開業、相続などさまざまなノウハウを配信しています。