日本企業は欧米企業から「人材育成に熱心だ。」と言われています。
たしかに、充実した新人社員・人材育成研修、資格の取得支援など、手厚い人材育成制度・プログラムを持つ企業や、それを請け負う研修会社も多くあります。
しかし、
- 管理能力に優れた優秀な管理職
- 責任感が強く忠誠心の高い社員
- 専門知識に秀でた技術者
- 誰にも真似できない匠の技を持つ職人
こうした人材の育成は一定の成功を収めているものの、リーダーの育成に関しては不十分と言わざるを得ません。
そして、リーダーの不足が、
- 事業運営のスピード不足
- 不振事業の立て直しの鈍化
- 問題解決の停滞
- 組織の不活性化 など、
企業の成長や改善を阻害する大きな要因となっています。
ここで、リーダーを育成するために必要な要素を考えてみます。
目次
組織人・管理者を育成するのであれば、専門性・責任感・管理能力・協調性などを重視し育成することが良いでしょう。
しかし、リーダーを育成するのであれば、まず何より「リーダーシップ」と「生産性の高さ(決断を含めた仕事のスピード)」、さらに「前例に囚われない未来を見据えた創造性」が重視されます。
また、リーダーは「原因を突き止める分析力」よりも、「解決方法を提示できる構想力」が重要になってきます。これらが必要となる実践的な学びの場や環境に配置し育成します。
人事評価制度は経営者の思想・企業の理念を伝える大切なメッセージです。
明確・公平な評価基準=共通のものさしを設定し、しっかりと説明、理解してもらうことで、企業の成長とリーダーの成長を連動させることができます。
企業としての育成方針や意図、人事評価制度を、具体的・実践的なプログラムとして体系化し明示しましょう。
企業経営の持続可能性が問われる昨今、「未来を創造できるリーダー」の存在が企業の命運を分けます。
御社には次世代を担えるリーダーが育っていますか?弊社では、次世代のリーダーを育成するための実践講座を定期開催しております。
12月は『孫子の兵法に学ぶ「彼を知り己を知れば百戦殆からず」~目的→目標→戦略→システム→人の心の組織化/一貫した組織体を目指す経営~』をテーマにお届けします。
また、2024年2・4月はリーダー育成がテーマです。ご興味・ご関心ございましたらぜひお申し込みください。
コミュニケーション、意思決定、問題解決の能力などを向上させ、組織やチームを成功に導く、次世代のリーダーを育成するための実践的なカリキュラムです。
「疾風のように行動し、林のように静まり返る。燃え広がる火のように襲撃し、山のように微動だにしない。暗闇に身を潜め、雷のように轟く。 兵士を分けて村落を襲い、守備隊を置いて占領地を広げ的確な判断で動く。」
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管理職育成・リーダー育成
この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
NBCコンサルタンツ株式会社は1986年の創業以来、会計事務所を母体とする日本最大級のコンサルティングファームとして数多くの企業を支援しております。4,290社の豊富な指導実績を持つプロの経営コンサルタント集団が、事業承継、業績改善、人材育成、人事評価制度など各分野でのノウハウをお届けします。