成功する事業承継=計画×財産承継×経営承継
【事業承継計画】と言うと、「少し大げさではないか」と思われるかもしれませんが、まずは、“財産承継と経営承継を分離した事業承継計画”を作成する必要があります。
財産承継とは、以下の3つがあります。
- [1]相続(争族)対策
- [2]資本の承継
- [3]相続税等(節税)の対策
経営承継とは、以下の3つがあります。
- [1]後継者育成
- [2]後継者の片腕育成
- [3]長期経営計画(第二創業)
相続税等の節税が事業承継の主要目的では、事業承継が失敗する事は目に見えています。
財産承継については、まずは【身内とのトラブル回避対策】を最優先とし、資本の承継、最後に節税対策を考え、経営承継については、会社の正しい現状認識から、管理体制等のインフラ整備、人事体制の見直しまでを、事業承継計画に落し込む事が肝要です。
これからますます、中小企業の世代交代と事業承継が課題になってくると思います。10年先を見据えた長期的視点と俯瞰力を持って、事業承継計画の策定と意思決定のスピードを上げていくことをぜひ考えてみてください。