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経営の羅針盤となる金言3選

2020.12.17

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コロナ禍で世の中が激変した2020年も、残すところあと半月を切りました。

コロナ禍以前よりも業績を伸ばしている業種もあれば、回復の見込みすら立たない業種もあり、企業を取り巻く環境は混迷を極めていると言っても過言ではありません。

このような環境下だからこそ、経営の羅針盤になるような戦略・戦術論を求めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、世界最高峰の経営学者・研究者の方々の研究取材記事の中から、経営の羅針盤となるいくつかの提言・金言を取り上げます。

INDEX

金言その1

『優れたCEOとはオリンピックのアスリートのような存在だ。』

             マイケル・ポーター(米ハーバード大学教授)

マイケル・ポーター教授と言えば、ファイブフォース・バリューチェーン・CSV(共有価値の創造)とさまざまなフレームワークを生み出した経営学の巨匠です。

そのポーター教授が、現在最も関心を持って研究していることが、「CEOの時間の使い方」についてです。

そして『CEOは仕事・プライベート・睡眠・エクササイズなど、すべてにおいて規律ある生活を送り、うまく時間管理を行うことがよいリーダーシップにつながる』と提言しています。

また、そのポイントとしてあげていることの1つに、『直近3~4ヶ月に何をするべきかを明確にすること』があります。

CEO自身がパーソナルなアジェンダ(課題)を設定し、今後やるべきことを具体的にいくつか書き出すことで、部下のアジェンダも明確になるそうです。

一見すると当たり前のことのように感じるかもしれませんが、コロナ禍の今だからこそ、トップ自ら「時間の使い方」について、改めて考え直さなければなりません。

金言その2

『企業の目的とは、社会的課題を解決しながら稼ぐこと。』

      コリン・メイヤー(英オックスフォード大学経営大学院教授)

英国のある調査で、約1,000人に「どの職業の人が真実を話していると思うか?」を聞いたところ、看護師・医者・教師などが上位で、ビジネスリーダーは下位に位置づけられていたそうです。

このことは「企業の唯一の目的は利益を生み出すこと』とした考え方の弊害である」とメイヤー教授は考えています。

加えて「『企業の目的(パーパス)』とは、地球上の人類が抱える課題に対して『利益を生み出せる解決策』を提示することである」と提言しています。

つまり、これからの企業経営には、社会・従業員・地球環境に対して役割を果たすことと、儲けて利益を生むことのバランスが重要になります。

自社の経営を考えた時、地球上の人類の課題解決に役立つか?まで考えづらい企業・業種も多いかもしれません。

しかし、これからはそこまで考えた経営を実践しなければ生き残っていけないという厳しい未来を示唆しているように感じます。

金言その3

『経営者には今後を考えた時に3つの選択肢がある。
 1つ目はこれまでにやってきたことを継続すること。
 2つ目は新しい戦略に移行すること。
 3つ目は経営することを諦め、会社を売却するか破産したりすること。
 私は2つ目をお勧めする。』

        フィリップ・コトラー
        (米ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院名誉教授)

コトラー教授といえばSTP理論やマーケティング4.0などを提唱し、現代マーケティングの第一人者と言われている方です。

その彼が『企業経営において新型コロナが及ぼす影響は間違いなく大きいが、その中でも生き残るためには、企業は「やらなければいけないこと」をしっかりやることが重要だ』と提言しています。

そして、その第一ステップとして『経営者は従業員に対して現実をしっかりと伝える姿勢が欠かせない。今置かれている状況を説明し、再び成長軌道に乗せるために現実的な計画を示すべきだ。』と言っています。

コロナ禍で先の見えない状況だからこそ、原点回帰で経営の基本に立ち返りなさいと示してくれているように感じます。

今回は3人の提言・金言を取り上げましたが、3つともに提言の本質は「基本中の基本」のように思えます。

高名な経営学者や研究者の提言は大変多くの示唆に富んでいますが、経営の基本は『いかにトップがリーダーシップを持って
環境の変化へ素早く適応していけるか?である』ということを改めて認識できるのではないでしょうか?

参考書籍:
『世界最高峰の経営教室』著:広野彩子/日経BP社
https://amzn.to/3oXDqrR

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