早いもので、気づけばもう師走。
あっという間に1年が終わりを迎えようとしています。
今年は、望む・望まないにかかわらず、これまでの生活様式から新たな生活様式へと強制的に移行し、翻弄された1年と言えるでしょう。
しかし、振り返ってみると、春から秋にかけての緊急事態を乗り切りながら、その最中でさまざまな成果を生む経営者の方々を目の当たりにし、改めて人間の力の偉大さを感じさせられた年でした。
そして、緊急事態を乗り越えた企業には、これから「超・成長経営」にシフトしていただきたいと思います。
目次
超・成長経営とは
「超」成長といっても、規模を闇雲に拡大するということではなく、
- 収益面では、業態転換や営業手法の大転換による粗利率アップ
- 人・組織面では、教育と業務改善による人時生産性アップ
これらを圧倒的な水準で実現しようと、組織が「超」一体化して、進むことを指します。
まだ未来が不透明な環境下では、誰もがトンネルビジョンに陥り、さらに思考の感染が蔓延しやすい時です。
だからこそ「超・成長経営」で荒波を乗り越えていくことが重要です。
「超・成長経営」においては、業種・業態によって取り組む事項が異なる部分もありますが、共通する大切な3つの土台があります。
超・成長経営おける共通する大切な土台
【1】危機には、理想を実現する好機と捉えて挑む~視座の高まり~
トンネルビジョンに陥り、思考の感染が蔓延すると、前に進む勇気だけではなく、事業意欲すらも減退していく危険性があります。
危機な時こそ「自分が本当に実現したかった未来とは、どんな未来か?」を絶えず描き続け、見続けることが重要です。
足元だけを見て歩くのか?高い山や空から見るのか?「どこの視座から捉えるか」は、とても大切なことです。
【2】危機には、経営者の器を広げる好機と捉えて挑む~EBPMの活用~
経営者にとって、現代は大変厳しい時代ともいえますが、それと同時に“真の経営力が試される時代”ともいえます。
国や金融機関においてもEBPM(Evidence Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)の色が日増しに濃くなってきています。
EBPMに対応できない企業は、一層厳しい環境になっていくと予想されます。
器=経営力を高めるために、ご自身だけではなく専門家・専門機関を活用した上で、経営計画の見直しや意志決定をされてください。
【3】危機には、非常識への挑戦で挑む~着想力×考働力~
百年に一度、千年に一度という経験したことのない環境に突入した今、どこにも正解はありません。
頭ではわかっていても、マニュアルや仕組みに慣れてしまった私達は、ついつい正解を探してしまうものです。
しかし、このような時だからこそ、不正解を恐れず、自分達で正解を創り出す“人財集団”へと変容していくことが大切です。
業界の常識や前例踏襲などに疑問を抱き、投げかけ、改善に向けて動くのです。
この3つの土台こそが「超・成長経営」において、とても大切です。
2021年をより良い1年にすべく、「超・成長経営」に全集中!で向かっていただければ幸いです。
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この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
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