会社の10年後を一緒に考えてくれる人はいますか?
昨今、事業承継や相続についての話題には事欠かない状況ですが、経営者の皆様は、会社や事業の将来のためにできることを、どの程度具体的に考え、経営の「見える化」に対し
どの程度取り組んでいらっしゃるでしょうか。
会社の将来を考えるには、まずは経営の「見える化」から客観的な財務状況、目に見えない強みの洗い出しを行い、次の一手を打つための経営状況を明らかにすることが重要です。
経営の「見える化」は、具体的には以下の3つから分析します。
目次
会社の将来を考えるには、まずは経営の「見える化」から客観的な財務状況、目に見えない強みの洗い出しを行い、次の一手を打つための経営状況を明らかにすることが重要です。
経営の「見える化」は、具体的には以下の3つから分析します。
事業の「見える化」
事業の将来性の分析や、経営体質・会社の強み・弱みを再認識し、取り組むべき課題を具体的に洗い出す。
資産の「見える化」
経営者の個人資産について、会社との貸借関係などを確認し、後継者に残せる経営資源を明確にすることで、後継者に対する事業承継への不安を解消させる。
財務の「見える化」
適切かつスピード重視の会計処理を通じて、客観的な財務状況を明らかにし、金融機関や既存取引先からの信用度を高め、資金調達や取引の円滑化を図る。
まとめ
将来にわたって事業を継続、発展させていくためには、会社の財務状況の改善をはじめとする経営体質の強化を推進し、限られた経営資源を効果的に活用して本業の競争力を高めていくことが重要となります。
事業承継も相続対策も、会社の現状、会社の将来像が見えなければ、何も手を打つことはできません。
まずは、会社の現状からしっかり把握し、10年後の会社像とのギャップを埋めるためにも、3つの経営の「見える化」を実践して行きましょう。
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この記事の著者
NBC税理士法人
「縁のあったお客様は絶対に倒産させない。」という志のもと、税務面、経営の全般的なサポート業務を行っています。顧客訪問数1200社以上のノウハウをもとに、会計監査などの税務相談や、事業承継、新規開業、相続などさまざまなノウハウを配信しています。