当社が指導しているNBC式資金改善術には、3つのステージがあります。
- 資金を残す。
- 資金を増やす。
- 資金を活かす。
今回は資金を残す方法の一つとして固定費削減についてご紹介します。
資金がある会社と資金がない会社には、ハッキリとした違いがあります。セミナーでは、なぜ資金が増えないのか?資金が増える思考法・戦略を公開!
目次
NBC式資金改善術
当社が指導しているNBC式資金改善術には、3つのステージがあります。
- 資金を残す
- 資金を増やす
- 資金を活かす
資金を残す会社を作らなければ、資金が増えることはありません。また売上が伸びたからといって、会社に資金が残るとは限りません。
特に注意しなければならないのは、営業力に強みを持つ社長です。社長自ら営業の先頭に立ち、売上は伸びるのですが、お金は増えず、資金繰りはいつも厳しい状態…という会社です。
ザルの目を細かくする
資金を残す会社になるためには、原価の見直し、固定費の見直しが不可欠です。まずは「漏れや抜けのない」会社をつくる…つまり、【ザルの目を細かくする】ことが第一歩です。
固定費は、毎月(毎年)かかってくるものです。仮に小さい金額のものでも、数年間に換算してみると大きな金額になってきます。金額が小さいからと言って見過ごさず、必要ないものは直ちに止めることです。
また『発注は、最低3社見積もりを取って(同じ品質であれば)安いところに発注する』このようなルールを社内で徹底させましょう。ルールがないのであれば、ルールを作ることから始めるのです。
また「過去にお世話になった」「社長の友達の会社」などの理由でお願いしているようなやっかいなケースでは、他社見積での、最も安い金額を伝えその金額でやってもらえるかどうか確認します。「お願いできるなら発注する…」というように、相手との関係も考慮しつつ、協力してくれるのであれば…という条件でお付き合いを継続する形を取りましょう。
保険の見直しは大いに有効
当社が固定費の削減活動の一環として、特に力を入れているのは保険の見直しです。勧められるがまま入った保険、業績の良かった時代に入った保険…5年以上見直しをしていなければ、要注意です。状況は確実に変わっています。
リスク対策として、自社にマッチしているか。この機会に見直してみてはいかがでしょうか。退職金や相続対策としての保険の力を有効活用する。これも会社にとっての重要な資金対策です。
なお、保険の見直しによる固定費の削減にご興味・ご関心がある方は、以下ページよりお問い合わせください。
「固定費は変動費」
私が支援させていただいている会社では、毎年、決算終了後に新年度の固定費の削減目標を決めて、固定費削減にチャレンジしてもらっています。「毎年」です。
全く目を向けていない会社と毎年見直しを行っている会社。この差が企業の『資金力』を決めるのです。
経営者は固定費を、「固定費」として捉えずに「変動費」として捉え、聖域なくメスを入れることを断行すべきなのです。
- なぜ資金が増えないのかわからない。
- 追加融資・借り換えを繰り返しており、借入金が一向に減らない、むしろ増えている。
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この記事の著者
NBC資金を増やすコンサルティング株式会社
当社は中小企業の経営者に向けた資金セミナー、研修会、コンサルティングを実施しています。資金力をアップさせる方法を熟知した当社コンサルタントが、資金が増えて当たり前な社風を醸成や売上ゼロ成長で資金を増やすノウハウなどを配信しています。