2020年の足音がドンドン近づいてきた今日この頃。御社の業績・未来はいかがでしょうか?
私の支援先では、周辺環境が厳しさを増す中、まさに全社一丸となり好業績を収め、ほっと一息つきたいところですが
「成長は加速中、でも闇夜を進行中!」を合言葉に、経営陣も現場もドキドキの日々を送っています。
振り返れば、2018年後半の勉強会で
「働き方改革は、権利と義務の闘い。」
「守りたくても守れない環境に突入する。」
「メディアに踊らされないように。」
などのさまざまな警鐘を鳴らしてきたことが実際に具現化した令和元年。
経営という立場においては怖さを感じる一年でした。
社員が、そして企業が活性化し、結果的に「『減収増益or増収増益』&年収増」という喜ぶべき状況を勝ち得られたものの、一寸先すら見えない闇夜を歩いているような、そんな気配に包まれているのです。
そんな時こそ大切になるのは「最大危機感の共有と未来予見」です。
言葉にするとシンプルですが、長年経営の現場に携わっていると、なかなか難しいものだと実感します。
最近の勉強会では、
「今後は『本部の活性化』が重点テーマになります。」とお伝えしています。
今のような時代には、営業最前線の社員は当然ながら、実は本部(総務・経理)の存在が特に重要になります。
目次
会社の成長を阻害する本部 10の特徴
本部の優劣によって会社が成長するかどうかが決まるといっても過言ではありません。 そこで「会社の成長を阻害する本部 10の特徴」を紹介します。もし、半分以上該当したら、要改善です。
- 文化を創らず、ルールを作る
- 管理のための管理を得意とする
- 上位品質に合わせず、下位品質に合わせる
- 異常に遅いスケジュール感
- 笑顔で社長へ他責、そして、改善なき「忙しい」連呼
- ブラックボックスやアンタッチャブルが存在
- 会議がつまらない、希望がない
- 本部人員の退職率が高い
- 戦略的財務に弱く、予算が作れない、つまり、経営計画を作れない
- 現場に感謝されない
本部の改善のための研修が多くない
実は、総務・経理向けの研修はあまり多くなく、経験者が苦労しながらやっているというケースが実態です。 弊社では、11~12月にかけて、全国で経営計画作成やPDCAのまわし方について勉強会を開催しています。
経営者・本部の方だからこそ聞いていただきたい勉強会です。 このような機会をフル活用いただき、令和時代の生き残りを見据えて、本部強化をしていきましょう。
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この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
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