わが社は成長企業？“膨張企業”？

この３０年、リーマンショックや大震災、そしてコロナ禍と「１００年に一度」という言葉を何度聞いてきたか分かりません。

経営に大きな影響を与える３つの環境（自然・資源・技術）は大きく変転し、人間の価値観をも大きく変容させてきました。世界の覇権争いも宇宙にまで広がるなど、いよいよ私たちの身近なところにまでさまざまな影響となってあらわれてくる気配を強く感じています。

そしてこの時代を生きる私たち、特に、中小企業にとって大切なことは「成長の定義」だと教えられた３年でもありました。この３年間「成長の定義」を可視化し取り組んできた企業と、そうではない企業とで大きく差が開いたと言えます。

皆さんの会社ではどうでしょうか？「成長するぞ！」「イノベーションするぞ！」と発信したり、計画を策定したりしていても、現場の行動や成果は変わっていない……。
そんなことはありませんか？

もしそうならば、効率や短期的な成果に目を奪われ過ぎて、「成長の定義」が曖昧になっているのかもしれません。以下の「“膨張企業”と成長企業の違い」をみながら、チェックしてみてください。

さまざまなコストアップが進んでいくであろう今、ぜひ、自社を俯瞰し経営計画の見直しなどに取り組んでみてください。

その際に大切なことは、「３Ｙ」と「２Ｙ」の順で作成していくことです。
「３Ｙ」とは「やめること・やらないこと・やってはいけないこと」、
「２Ｙ」とは「やること・やりきること」を指します。

経営計画の作成時にさまざまな分析をすると、いろいろな課題やチャンスがみえてきて、ついつい「やること」をたくさん決めてしまいがちですが、まずは「やめること・やらないこと・やってはいけないこと」を決めるのが最も重要です。

これを決めないと、せっかく決めた素晴らしい計画だとしても「時間がとれない、人が足りない、余裕がない、目先の対応で……。」と、実践につながらず頓挫してしまうものです。

日常業務をしていると「３Ｙ＝やめること・やらないこと・やってはいけないこと」というのは、意外にみえないものです。

季節は夏へと向かっています。成長企業と“膨張企業”という観点から自社をチェックしたり、経営計画を見直しながら、ぜひ、よい季節へ！気温も御社の経営も「アツい季節！」に向かっていきましょう。

ＮＢＣでも、そのお手伝いをすべく御社の未来を考えるセミナーを開催しますので、あわせてお役立ていただけますと幸いです。

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