法人・個人に関わらず、皆さんの日常生活の中で
「生命保険」は身近な存在と言えるかと思います。
生命保険には「死亡保険」「医療保険」「がん保険」
「年金保険」「介護保険」などがありますが、
今回はその中でも「医療保険」についてお伝えいたします。
目次
医療保険のイマ
最近は各保険会社がこぞって保険料の引き下げや保障内容の改定などを行い
“安くて充実した保障内容”になってきています。
他社との差別化を図るため各社独自の保障内容や商品を打ち出していますが、販売数は伸び悩んでいるのが現状です。
その背景には、数年前に新しい商品が爆発的に売れ、加入者の保険見直しがある程度終わったことがあるでしょう。
また、さまざまな商品があるため、加入者自身でパンフレットを取り寄せたり、ネットで検索して調べたりしても、
「複雑すぎてよくわからない」ことも原因でしょう。
必要な保障内容は人によって異なりますが、今回は保険選びで共通するポイントをご紹介します。
支払期間は「短期払い」が人気
保障内容と同様に保険期間も「10年満期・更新」であったり、「80歳で保障終了」などの特約が付加されていたりと商品によってさまざまですが、今は「終身」が主流となっています。
一生涯保障が続く終身保険では、支払期間を「終身払い」と「短期払い」から選ぶことができ、どちらかと言えば「短期払い」が多く選ばれています。
(ちなみに、私も60歳までの短期払いにしています。)
【例】
- 30歳男性、入院日額1万円、手術給付金5~40万円
- 三大疾病入院日額給付無制限、先進医療特約2,000万円
- 一入院60日限度の掛け捨てで、60歳までの短期払いの場合月払保険料5,000円
- 終身払いの場合月払保険料3,300円
※上記は例であり、実際の商品・保障内容ではありません。
上記例において、60歳までの短期払いの場合、総支払保険料は180万円(5,000円×12ヶ月×30年)になります。
終身払いの方が月額保険料は安いですが、保障を継続する限り保険料を支払い続ける必要があり、75歳6ヶ月以降は総支払保険料は180万円を超え、どんどん増えていくことになります(180万円÷3,300円=545.45ヶ月≒45年6ヶ月)
働いて給料をもらっているうちに支払いが終わるほうが安心ですし、短期払いで保険料を払い終えておけば、保険料の引き落としができず保障が失効したり、健康状況などにより再度加入できなくなることも防げます。
ポイントは「掛けすぎず、早めに!」
一般的に医療保険は「お守り」「もしもの備え」のため、元を取るという意識は無いかもしれませんが、大前提として、医療保険は元が取れる保険ではありません。
前述の例において60歳までの短期払いの場合、180万円の元を取るためには
「40日の入院を3回、20万円の手術を3回受けて……」ということになり、現実的ではありません。
よって医療保険はお守り程度のものとして、たくさん掛けすぎないことが重要です。
また、医療保険は早めに加入することをおすすめします。加入時の年齢が高くなればなるほど保険料は上がりますし、支払総額がとても多くなることを覚えておいてください。
すでに医療保険に加入されている方も多いと思いますが、
今一度ご自身の保険を見直してみましょう。
ご相談も随時承っていますので、お気軽にご連絡ください!
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NBCコンサルタンツ株式会社
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