中堅・中小企業の社長のための
経営支援・課題解決メディア

今こそ、原点回帰と未来進化を

2020.05.26

Share

この記事の著者

Afterコロナにどう対応すべきか、影響はいつまで続くのか・・・と
頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

先行き不透明な状況はまだまだ続きます。こんな時期にやるべきこと、それは「原点回帰」と「未来進化」です。

INDEX

「原点回帰」とは、読んで字のごとく、原点に返ることです。つまり、企業のあり方・我が社の使命を見直すことです。

ここでは、その方法のひとつとして、多くの経営者から参考にされている「京セラフィロソフィ」と「ドラッカーの5つの質問」をご紹介します。

稲盛和夫氏から学ぶフィロソフィ

●経営12ヶ条(経営の原理原則)

(1)事業の目的、意義を明確にする

公明正大で大義名分のある高い目的を立てる

(2)具体的な目標を立てる

立てた目標は常に社員と共有する

(3)強烈な願望を心に抱く

潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと

(4)誰にも負けない努力をする

地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける

(5)売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える

入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる

(6)値決めは経営

値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である

(7)経営は強い意志で決まる

経営には岩をもうがつ強い意志が必要

(8)燃える闘魂

経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要

(9)勇気をもって事に当たる

卑怯な振る舞いがあってはならない

(10)常に創造的な仕事をする

今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる

(11)思いやりの心で誠実に

商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと

(12)常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

六つの精進

  • (1)誰にも負けない努力をする
  • (2)謙虚にして驕らず
  • (3)反省のある毎日を送る
  • (4)生きていることに感謝する
  • (5)善行・利他行を積む
  • (6)感性的な悩みをしない

出所:『稲盛和夫OFFICIALSITE』より

ドラッカーの5つの質問

  • 第1の質問 われわれの使命は何か
  • 第2の質問 われわれの顧客は誰か
  • 第3の質問 顧客にとっての価値は何か
  • 第4の質問 われわれの成果は何か
  • 第5の質問 われわれの計画は何か

出所:『ドラッカー5つの質問
―成功を収める企業とそうでない企業はどこが違うのか』
山下淳一郎:著/あさ出版
https://amzn.to/2ZUCMC1

未来進化に必要なこと

次に「未来進化」とは、10年先・5年先・3年先、そして来年の行き先を決めることです。

過去と他人は変えられません。変えられるのは、自分と未来だけです。このマインドセットは重要です。

ソフトバンクグループの孫正義氏は、こう言っています。

「変化が激しいからこそ、遠くを見なきゃいけない。変化が激しい不確実な時代ほど、目先を見ると船酔いする。遠くを見ると物事が非常に鮮明に見えてくる。あらゆる雑音をそぎ落とされて、非常にクリアな原理原則が浮き上がってくる。」

小説家の司馬遼太郎氏もこのような言葉を残しています。

「遠くを見よ。目先の石ころに捕らわれてはいけない。遠く見据えるべき一点を捉えないから、足元の石ころにも愚痴りたくなってしまうのだ。」

それに対して
「今の時代、非連続で複雑かつ予測できないのに、先を見ても意味がないのでは?」と言われることがあります。

しかし、本当にそうでしょうか?

私は「社長・役員の仕事は、新たな道を作ることだ!」と弊社の創業者から教わりました。

人、そして企業は、未来へ生きるものです。未来がはっきり見えた時に、夢や希望を持てるから頑張ることができ、成長するのだと思います。

社員に未来を見せることこそ、いまもっとも重要なことではないでしょうか。

いま一度「原点回帰」し、御社の「未来進化」の像を考えてみてください。

Share