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今回のトヨタグループの不正、かなり大ごとになりそうですね。昨年から続いている不正・不祥事の共通点は「車をつくって、人をつくらず」でしょうか。
ビッグモーター、ネクステージ、グッドスピード、ダイハツ、豊田自動織機……。
目標や計画がノルマと化し、お客様視点を失い上司の顔色ばかりを伺う……。
トップのメッセージは良いのかもしれませんが、理念やフィロソフィの浸透が課題なのでしょう。
以前から提唱している「王道経営」と「覇道経営」――。
※「王道経営」と「覇道経営」の特徴は以下の記事で解説しています。
自動車販売・整備業界に限りませんが、「覇道経営」が終焉を告げられていると感じます。王道とは不変の正しさであり、お客様のために何が良いかを自分で考えて行動できる主体性と、自分勝手ではない協調性が必要です。
自動車販売・整備業界は需要期に突入しますが、忙しい時ほど原点を見失いがちです。全てのことを経営者一人で行うことはできません。同じ視点で物事を捉え、会社方針に沿って正しく判断できる人がいれば任せられるのでしょうね。
『SSS研究会』でもお伝えしているように、正しい戦略とそれを理解し動いてくれる戦力が重要です。この機会に、総点検をしてみてはいかがでしょうか。
『覇道経営』の特徴にあてはまっていないか、チェックしてみましょう。
- 経営者・部長が神様のような絶対権力者
- ノルマ(目標ではない)に追われている
- 人が定着しない(平均在職年数は5年以下)
- 上司が部下の数字や行動に責任を持たない
- トップダウンで、現場から意見を吸い上げる場や仕組みがない
- ハラスメントが日常的にある
- 減給や懲罰といった処分を簡単に行う
経営理念を昭和52年に作成され、「王道経営」を実践する老舗企業を4月5日(金)に視察します。
詳しくはコチラをご参照ください。
「自動車業界の将来に不安を感じている。」「業績を改善したい。」 「顧客満足度を高めたい。 」「他社事例を知りたい。」 このようなお悩みを抱えている方は、 ぜひご参加ください。
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NBCコンサルタンツ株式会社
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