『NHK連続テレビ小説「なつぞら」より~北海道開拓移民:柴田泰樹に教わる人生観~』を見ての感想を記載しています。
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『NHK連続テレビ小説「なつぞら」より~北海道開拓移民:柴田泰樹に教わる人生観~』
北海道出身の私にとって、NHKで4月から放送中の朝ドラ「なつぞら」は見逃せません。
物語の最初の舞台は十勝。北海道の東側に位置する場所です。私はここに約3年赴任していたので、放送開始前から楽しみにしていました。
リアルタイムでは観ることができないので、録画して観ていますが、出張が重なると一週間分を一気に観ることもあります。
朝ドラ100回記念とあってキャストも豪華で、今回のヒロイン役は広瀬すずさん。まさに時代の人です。
そして脇役も凄いのです。
「おしん」(1983年・第31作)の小林綾子さん。
「ひまわり」(1996年・第54作)の松嶋菜々子さん。
「どんど晴れ」(2007年・第76作)の比嘉愛未さん。
過去のそうそうたる朝ドラヒロイン役が名を連ねています。男性陣も、草刈正雄さんに藤木直人さん、岡田将生さん、安田顕さんなど名優揃い。主題歌もスピッツで、力の入れ具合を感じます。
観ている方もいらっしゃるとは思いますが、どのような物語かというと……。
1946(昭和21)年初夏、戦争が終わり、
奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。
戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。
剛男となつの父とは戦友で、
もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。剛男の義父・泰樹は偏屈者で知られていた。
泰樹は、なつを厄介(やっかい)者と言いながらも
内心、不憫(ふびん)に思っていた。
子どもながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを懸命に手伝う。
なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、
生きる術(すべ)をとことん叩き込む。
なつも天真らんまんな子どもらしさを取り戻していく。やがて、なつはすてきな馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。
天陽から当時、アメリカで流行(はや)っていた漫画映画の魅力を教えられ、
" 絵が動く" 夢のような世界があるのかと感動する。
高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。
そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。
なつに旅立ちの日が近づいていた―。
出所:『連続テレビ小説「なつぞら」』NHKホームページより
第4回の放送で、印象に残ったシーンがありました。泰樹(草刈正雄)が、主人公なつに言い聞かせるシーンです。
泰樹の牧場の卵と牛乳で作ったアイスクリームを食べるなつに、
泰樹はこう言います。
「それはお前が搾った牛乳から生まれたものだ。よく味わえ。」
さらに、泰樹に認めてもらおうと頑張るなつの姿に心を動かされこう続けます。
「ちゃんと働けば必ずいつか報われる日がくる。報われなければ働き方が悪いか働かせる者が悪いんだ。そんなとこはとっとと逃げ出しゃいいんだ。
だが一番悪いのは、人がなんとかしてくれると思って生きることだ。人は人をあてにする者を助けたりはせん。逆に、自分の力を信じて働いていればきっと誰かが助けてくれるもんだ。
お前はこの数日、本当によく働いた。そのアイスクリームはお前の力で得たものだ。
お前なら大丈夫だ。だからもう無理に笑うことはない、謝ることもない。お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ。いいな。」
なつの目からは涙が……。
あの草刈正雄さん(66歳)が、なつの幼少期役の粟野咲莉さん(8歳)に本気の演技を見せます。まさにプロの仕事です。深く引き込まれました。
泰樹の言葉から人生における大事なことを教えてもらった気がします。
このドラマの登場人物に負けないように生きていかねばと感じました。
ちなみに、北海道十勝には、北海道を代表する銘菓がたくさんあります。
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柳月(りゅうげつ)「三方六(さんぽうろく)」など、
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機会があればぜひ召し上がってみてください。
この記事の著者
NBCコンサルタンツ株式会社
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